肩・首の痛み
五十肩(肩関節周囲炎)
-
主な原因・症状
-
関節を構成する骨・軟骨・靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲の組織に炎症が起きることが主な原因と考えられています。
髪を整えたり服を脱いだり着たりするときなどに肩の関節の痛みが起こり、ひどい場合は寝ているときにも痛くなることもあり、睡眠不足にまで影響することもあります。
痛みにより動かさなくなることで、動きをよくする袋(肩峰下滑液包)や関節を包む袋(関節包)が癒着し、さらに動きが悪くなります(拘縮または凍結肩)。
-
一般的に痛みのレベルにもよりますが、放置していれば鋭い痛みが感じられなくなるまで半年前後、さらにボールなど物を投げられるようになるまでに1年前後かかります。
腕の可動範囲を発症前の状態までに戻せるかどうかは、痛みが緩和した後のリハビリ次第ですが、多くの場合発症前の状態には戻りにくいです。
-
治療法
-
痛みがきついときは、関節を無理に動かさない状態で、筋肉に低周波などの電気刺激で筋肉の硬くなるのを防ぐことが、早期回復には必要です。
腕の重みが肩にかかる負担を減らす目的で、テーピングが日常での生活や夜間痛の緩和に効果を発揮しやすいのでおすすめです。
痛みの程度が和らいでくるのに合わせて、関節の可動域を増やすために、ストレッチやコッドマン体操など、関節を広げながら円運動をさせることも始めます。
筋力強化は、EMSからスタートして、徒手抵抗などの調節できる範囲からの運動療法をおこないながら、合わせて深部には超音波、表面的にはホットパックなどで血液の循環を促進させ、筋肉や関節の柔らかい状態を作ることも大事です。
-
肩・首の痛みと一口で言っても様々な症状があります。姿勢が原因の場合もありますし、関節や筋肉の原因、更には精神的なストレスによって痛みが出る場合もあります。当院ではその原因について徹底的に追求し施術にあたります。
下記の項目に該当していたら要注意
- 肩・首を動かすと痛みが出る
- 頭痛・目まいなどの症状
- レントゲン、MRIで見てもらっても原因が不明